何の栄養素が一番大切なのか?

何の栄養素が一番必要なのか?
栄養セミナーの開催時にはこの様な質問を頂く事があります。
その人の身体状況や、なりたい体の理想によって異なりますね。
病気の回復を促したいのか?
現在の健康状態を維持していきたいのか?
モデルの様な体型を目指したいのか?
筋力アップして逞しい体になりたいのか?
それぞれ違う想いの中で、共通していることは〜。
・生きている事
栄養に関して様々な情報がある中で、ここを理解せず、または無視して指導する事は、本質を捉えていないのでは無いかと思います。
私の場合は、
をあえて順番にする時、以下の様に伝えています。
スポーツ選手か、モデルか、その他多くの方にとって、生きて行く為に必要な物(物質的な)の順と考えています。
①空気
欠乏すると数分、又は数十分で死亡
※生命活動に不可欠
②水
欠乏すると数日で死亡
※体液(血液や細胞液、消化液など)に必要
③三大栄養素(タンパク質・脂質・炭水化物)
肉魚卵乳製品・動植物の油脂・穀物いも
※細胞の多くを占める材料と、エネルギー源に必要
④五大栄養素(ビタミン・ミネラル)
肉魚卵乳製品・動植物の油脂・穀類いも・野菜・海藻・鉱物・金属
※骨格の形成や、代謝活動、神経伝達などに必要
⑤六大栄養素(食物繊維)
穀類いも・野菜・海藻・甲殻類
※腸内の環境を整える
⑥フィトケミカルス(フラボノイド・ポリフェノール)
動植物の色素や香り、苦味成分など
※抗酸化作用や、体に有効な働きをする成分
あえて順番にすると...この様に伝えています。(全て重要で不可欠ではありますね。)
貧血の人に、鉄分を摂取すると良いよ!と言う事は可能ですが、、もっと他に見落としていることはないかな?
と疑いながら話をしたり、聞いたりする必要があるのです。
上から順番に不足が無いか!?気にしてみてはいかがでしょうか?
参考になれば幸いです。
YAMADA BODY MAKE.
管理栄養士
山田賢児
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